あなたは紫外線を誤解している?
紫外線が細胞に到達し,DNAを傷つける・・・??
光回復(こうかいふく)酵素がこの状態を元に戻す活動が活発になります
UVAなる紫外線がこのスピードをアップします。
紫外線がDNAを傷つけたことが引き金になって生命は活性化するのです。
DNA障害と光回復酵素の活性化について
紫外線(特に短波長)が細胞に到達するとDNA鎖上の隣り合ったビリミジンの間で結合が起こります。
これによりビリミジンの二重体またはビリミジンダイマーと呼ばれる結合体が発生します。
この状態になるとDNAは正しい塩基対をつくることが出来なくなります。
生体にとって致命的な要因になります。
実はこの現象は日常日光に浴びていれば、いつも起こるありきたりな現象なのです。
ここで終わってしまっては大変ですが、続きがあります。
この状態を元に戻す作用が活性化するのです。
光回復酵素といわれます。
シクロプタン型ビリミジンダイマーにしか作用しない性質を持っています。
そして300~500nm(ナノメーター、紫外線UVA領域から緑色領域までの波長)の光の照射により
二重体は活性化されます。そしてこの酵素の働きにより、元のふたつのビリミジン塩基構造に戻ります。
とくにUVA(紫外線)波長域が皮膚に当たると光回復過程はスピードを増します。
こうして外の刺激が発端となって生命活動が活発になり、免疫力が向上するという、一連のリズムなのです。
この一連のリズムの最初に起きる部分
(紫外線がDNAを傷つける)だけを語るのは真実を伝えない情報に他なりません!!
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